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15- D- 0280 201 5 年 7 月 8 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
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モ
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株式会社
(証券コード:8600)【据置】
長期発行体格付 A− 格付の見通し 安定的 ■ 格付事由
(1) 当社は徳島銀行(徳島県徳島市)、香川銀行(香川県高松市)を中核に擁するトモニホールディングスグ ループの金融持株会社。資金量は 2 行とも 1.3 兆円強とほぼ同規模であり、グループ全体で約 2. 7 兆円。 グループの信用力は、収益力や自己資本充実度が良好である一方、貸出資産の質に改善の余地があり、与 信費用の振れが大きく、ボトムライン収益の安定性にやや欠ける体質を勘案し「A - 」相当と判断してい る。当社の格付については、ダブルレバレッジ比率の水準、キャッシュフローのバランスなどを勘案し、 持株会社の構造劣後性は反映していない。16 年 4 月を目途に、大阪を主要な事業基盤とする資金量 4, 000 億円の大正銀行がグループの傘下に加わる予定であるが、3 行合算でみた収益力や資本水準、不良債権比 率などの財務指標は現状の 2 行合算と大きく変わらないことから、新グループの財務指標に及ぼす影響は 小さいと判断している。今後、新たに策定される経営計画について、大正銀行との経営統合に伴い期待さ れるシナジー効果、グループとしての成長戦略、グループ内再編の可能性などに着目していく。
(2) 地元における県内シェア(預金はゆうちょ銀行を除く)をみると、預貸金とも徳島銀行が 20%程度、香 川銀行が 15%程度と、相応の事業基盤を有する。2 行は成長戦略エリアに位置付ける関西(大阪府、兵庫 県)で店舗網を拡充し営業推進体制を強化している。金利競争が激しさを増すなか、徳島銀行は貸出金の 積み上げに苦戦を強いられている一方、香川銀行は住宅ローンが好調に推移していることに加え、大阪へ の出店効果などから中小企業向け貸出が増加しており、直近 2 期の貸出金平残は比較的高い伸びを示した。 (3) 2 行とも貸出金利回りが第二地銀平均を上回る高い水準にあることに加え、経費の削減に取り組んできた
ことから、2 行合算の ROA (コア業務純益ベース)は 15/ 3 期 0. 6%弱(香川銀行は投信解約益など特殊 要因を除いて算出)と高い。ただ、超低金利の環境下、預貸金利回り差の縮小を背景に 2 行の収益力には 低下圧力が強まっている。経費の削減余地が小さくなるなか、中小企業向け貸出を中心とした収益性の高 い貸出資産の積み上げや、預り資産販売の強化などを通じて、利ざや縮小の影響をどこまで打ち返せるか が注目点である。
(4) 2 行合算でみた金融再生法開示債権比率は 15 年 3 月末 2%台と低水準にあるものの、分類率が依然高い。 与信費用比率は直近 5 期平均で香川銀行が 20bp 台と抑制されているのに対し、徳島銀行では 50bp 台と高 くなっており、グループの与信費用に落ち着きがみられない。分類率の高さなどを踏まえると、景気動向 により与信費用が大きく上振れる可能性が残る。一方、2 行とも有価証券運用は金利リスクテイクを抑制 する方針に則り保守的に行われている。保有債券に係る金利リスク量は小さく、市場金利の上昇などで多 額の損失を計上するリスクは小さい。
(5) 内部留保の蓄積により、自己資本は着実に厚みを増している。リスクアセットは増加傾向にあるものの、 一般貸倒引当金や適格旧 T ier2 資本などを控除したグループの連結コア資本比率は、15 年 3 月末で 9%程 度と良好な水準を維持している。
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■ 格付対象
発行体:トモニホールディングス株式会社 【据置】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 A- 安定的
格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日: 2015 年 7 月 6 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:野上 正峰
主任格付アナリスト:野上 正峰
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「銀行等」(2014 年 5 月 8 日)、「持株会社の格付方法」
(2015 年 1 月 26 日)、「銀行持株会社および子銀行の格付けについて」(2001 年 3 月 15 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) トモニホールディングス株式会社
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。
■ 本件に関するお問い合わせ先